交通労連は4月1日に参議院議員会館で、支援する国民民主党を中心とした国会議員で構成する議員懇談会の交通運輸政策研究会に対し、新型コロナウイルス感染症対策に関する要請を行いました。
加盟組合から寄せられている現場の実情を踏まえた要請は、感染予防のためのマスク・消毒液等の優先供給や、国民生活に不可欠な交通運輸および関連産業の維持・存続に向けた支援を求めるもので、現状報告と要請項目の説明の後、意見交換を行いました。
議員懇の平野博文会長(国民民主党・幹事長)からは「コロナ対策に関しては政府と与野党で協議会を設置し様々な協議を進めています。社会インフラである交通運輸産業を守ることは非常に重要な課題であると考えおり、支援策等の実現のために議員懇メンバーが全力を挙げて取り組みます」とまとめていただきました。
新型コロナ対策は、残念ながら長期化が避けられない状況となりつつあります。交通労連は、引き続き様々な機会を通じて、利用者と現場で働く組合員の安全・安心に向けた取り組みを行ってまいります。
要請内容
1.感染予防のためのマスク、消毒液等の優先供給
2.雇用調整助成金の拡充
(1)対象労働者1人1日当たりの上限額、助成率、日数の引き上げ
(2)短時間休業についても助成対象とすること
(3)申請手続きの簡素化及び交付の早期化
3.企業に対する資金繰り等の支援
(1)融資、貸付の実効的かつ速やかな実施
(2)(1)における返済の猶予措置や返済条件緩和を含めた弾力的な対応
(3)新たな経済的支援策の創設(融資、貸付ではない助成金や補助金など)
(4)税金、社会保険料の支払い猶予措置
4.業種別の課題について
(1)公共交通機関におけるダイヤ変更を行う際の手続きの簡略・迅速化(バス)
(2)最低賃金割れへの対策(ハイタク)
(3)高速道路料金引き下げの問題(トラック・バス)
(4)燃料課税の一時的な減免措置(一般業種・ガソリンスタンド)
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