2020春季生活闘争方針を決定/第1回中央委員会

 交通労連は2020年度の第1回中央委員会を1月21日に、東京都・中央区「ホテルマリナーズコート東京」で開きました。

 中央委では、

 ① 2020年度春季生活闘争方針
 ② 役員の補充選出
 ③ 功労者表彰

 ――について協議し、原案通り可決しました。

 2020年度春季生活闘争については、「賃金要求の基準は『年収の引き上げ』に向けて、それぞれの業種実態を踏まえた取り組みを展開し、業種横断的な賃金の確立と底上げをめざす」との闘争方針を決めるとともに、園田中央執行委員長を委員長に中央執行委員全員で構成する中央闘争委員会を発足させました。

 中央委員会終了後、川合たかのり参議院議員(交通運輸政策研究会(労連議員懇)事務局長)をお招きし、昨年末から前日に開会した通常国会に至る動きも含め、国政報告をいただきました。

 今国会の焦点として、自家用有償運送の規制緩和の動きや、サポカー限定免許の創設などを挙げ、さらなる連携強化を提起いただきました。

 また、取り組まれてきた「悪質クレーム対策」を例に政策実現プロセスを紹介いただき、粘り強く戦略的に取り組むことの重要性を強調され、現場の声を政策に反映させていくとの力強い決意を伺いました。

2020春季生活闘争 各部会の要求基準の概要

<賃金>

  ○トラック部会
   1人あたり平均11,000円中心【定期昇給及び賃金カーブ維持分1.5%(3,640円)
   +賃金改善分(格差是正分含む)3.0%(7,360円)[率換算では所定内労働時間賃金×4.5%]】

  ○軌道・バス部会
   定期昇給相当分(賃金カーブ維持分)1.75%【3,700円】+α(過年度物価上昇などによる賃金
   目減りの補填分含む)2.0%以上【4,300円以上】
  
   目標最低基準3,700円(1.75%)以上とする。

  ○ハイヤー・タクシー部会
   定期昇給相当分(賃金カーブ維持分)として年収の1.0%、実質生活向上分・物価上昇分・
   格差是正分として年収の1.45%

  ○自校・一般部会
   賃金カーブ維持分(定期昇給見合い分)4,500円と、生活向上・格差是正分4,500円を
   踏まえた9,000円

<臨時給>

  ○トラック部会
   1人平均100万円中心

  ○軌道・バス部会
   目標を5ヵ月以上とし、最低でも3ヵ月以上

  ○ハイヤー・タクシー部会
   臨時給制度がある場合、前年実績(年間)+年収の1.72%、
   ない場合は、定期昇給相当分+実質生活向上分・物価上昇分・格差是正分を併せて5.17%

  ○自校・一般部会
   6ヵ月(最低4ヵ月以上を獲得目標とし、前年実績がこれを上回る組合の獲得目標は
   前年実績以上とする)

 闘争方針の詳細はこちら(組合員限定)

 

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