中央委員会開く~闘争中組合の支援に全力~

 交通労連は6月13日に、第2回中央委員会を東京都中央区のホテルマリナーズコート東京で、役員、中央委員ら約200人が出席して開きました。

 中央委では、

2018年度春季生活闘争中間のまとめ(組合員限定)
②役員の補充選出

――を原案通り決定しました。

 近藤副委員長の開会あいさつのあと、労連も推薦決定しているUAゼンセンの田村まみ氏に駆けつけていただき、「働き方改革が叫ばれているが、単に残業時間を削減すればいい訳ではない。皆さんの業界もそうであるが、やはり、現場の声を吸い上げ、そしてその実現に向けて取り組んでいかなければならない。そのためには国政で現場の声を訴えないと実現できない。是非、それを成し遂げるため、みなさんのお力添えをお願いしたい」と、参議院選挙に向けて決意を述べました。

 議長団に黒川隆(東北・山形交通労組)、丸山浩秋(信越・頚城ハイヤー労組)の両中央委員を選出した後、山口中央執行委員長があいさつに立ち、「先ず初めに、4月から5月にかけて皆さんにご協力をいただいた『地域公共交通の持続可能且つ健全な発展及び利用者を守るための請願』署名活動に、全国から約2,700枚、12万筆の署名の協力をいただいた。これをもって昨日、石井国土交通大臣に対し請願書を手渡し、われわれの思いを伝えました。ご協力に感謝申し上げたい」と述べました。

 また、春闘については、「今春闘の6月5日現在の解決率は約7割で、近年にない数字となっています。皆さんのご努力の賜物と思います。具体的には中間のまとめで提起しますが、未解決の組合については今後とも部会・総支部を通じて連携を密にし、全組合が早期に解決できるよう、ご尽力を願います」と奮起を促しました。

 引き続き、これから迎える統一地方選挙、来年行われる参議院選挙について触れ、「われわれの政策実現のためには政治力が不可欠であり、そのためには組織内議員の当選はもとより、先ほど決意表明をいただいた、労連も推薦決定しているUAゼンセンの田村まみ氏の当選に向けて取り組まなければなりません」と訴えました。

 議事に入り、第1号議案の「2018春季生活闘争中間のまとめ」を、鎌田調査部長が提案。3月からの今春闘における闘争状況の推移、現段階における妥結状況などを報告後、「今春闘は6月5日現在で、約3割の組合が未解決で闘争を継続していることから昨年同様、中間のまとめとし、6月以降の取り組みにおける新たな課題については、今後の中央執行委員会で対応策を検討し、最終的には9月の大会に報告したい」として承認されました。

 第2号議案の役員の補充選出は、工藤和男・役員候補者推薦委員会委員長(東北・岩手中央タクシー労組)が提案。本中央員会で退任する今倫康(北海道・北海道中央バス労組)、原康之(中部・飛騨運輸労組)両氏の後任として、佐藤文昭(同)、青木和成(同)両氏を中央執行委員に選出、満場の拍手で確認しました。

 最後に、山口委員長の音頭で「団結ガンバロウ」を三唱し、終了しました。

 当日配付した資料は「全体資料集」(組合員限定ページ)からダウンロード出来ます。