ハイタクフォーラムは2017年3月6日に、「衆議院第一議員会館」で国土交通省及び厚生労働省へ政策要請を行いました。
冒頭、伊藤代表があいさつに立ち、「改正タクシー特措法が施行され、公定幅運賃が導入されたものの、訴訟が起こされ、幅運賃が見直された地域では新たな低運賃競争に陥っているところもある。また、特定地域の指定が規制改革会議の意向により、法律の目的が骨抜きにされ、人口要件など限定されてしまった。多くの地域が対策が必要なのに放置されている。是非、指定基準の見直しをお願いしたい。さらに、新たなライドシェア問題として、レンタカーを使った白タク行為であるジャスタビが沖縄だけでなく、北海道や東京でドライバー募集を始めており、大きな問題に発展しかねない。是非、働く者の意見に耳を傾けていただきたい」と述べたました。
次いで、国交省の早川審議官から、「タクシーは機動性の高い公共交通機関であり、現場で働く皆さんの意見は大変貴重であり、政策に活かしていきたい。ライドシェアは安全・安心の視点からも、国交省としては『極めて慎重な検討が必要』という見解は変わらない」と述べました。
続いて、国交省自動車局の鶴田旅客課長から要請内容について回答があった後、意見交換を行いました。
最後に、交通労連ハイタク部会の小川部会長が、「われわれタクシー労働者の声を聞いていただき感謝したい。特にライドシェア問題は死活問題であり、さらなるご尽力をお願いしたい」と述べ、終了しました。
要請文書については、組合員限定ページの「部会資料集(ハイタク部会)」からダウンロード出来ます。
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