賃上げ基準等の方針を決定
部会は、16年度春季生活闘争方針を決める第2回中央委員会を1月20日、東京都・中央区「ホテルマリナーズコート東京」で24人が参加して開きました。
赤堀副部会長(黒井産業労組)のあいさつで開会、次世代の役員育成の重要性を訴えた後、議長に中野寛氏(新発田自校労組)を選出しました。
なお、運営委員会(資格審査委員兼務)の委員長は互選により坂巻輝一氏(埼交運・うらわ自教支部)を選出しました。
冒頭、あいさつに立った尾川部会長は、前日に行った奥川貴弥・労連顧問弁護士の講演「労働組合の役割と課題」を紹介しつつ、一部に根強い「自由に首切りできれば企業は成長する」との主張は、生活保護や犯罪が増える可能性など社会的コストを顧みない暴論だと指摘し、企業の社会的役割を強調しました。また、1月15日に長野で発生したスキーバスの重大事故も踏まえ、公正なルールの下での競争の重要性を重ねて主張。健全な企業・社会をつくる労働組合の役割を若い人にも理解させて、人材の育成に努め、単なる労働者の利益確保にとどまらない健全な労働組合を構築する責任を訴えました。
次いで、報告事項を承認した後、人材確保に向けた賃上げの基準を「定昇見合い分4,500円と生活向上をはかる原資として9,000円」とするなどの闘争方針を決定しました。
また、春季生活闘争標語の表彰では、133点(14組合49人)の応募作品から部会の優秀作品に選ばれた『なくそう「格差」/守ろう「雇用」/豊かな「未来」を創るため』の作者で二年連続での受賞となった百都暁人氏(新発田自校労組)に賞状と記念品を贈りました。
閉会あいさつに立った中村副部会長(豊栄自校労組)は、9月15・16両日に行われる労連の年次大会が、新潟の月岡温泉で開くことに触れ、積極的な参加を強く呼びかけ終了しました。
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