白タク合法化阻止を訴える
ハイタク部会は2016年度第2回中央委員会を1月20日に東京都・中央区「ホテルマリナーズコート東京」で開き、16年度春季生活闘争方針など諸議案を協議・決定しました。
西村副部会長(岡山交通労組)の司会で始まり、議長に河野貴志氏(NISIKIタクシー労組)、書記に平井健治氏(グリーンキャブ江戸川労組)を選出しました。
冒頭、あいさつに立った小川部会長は、「昨年、部会長に就任した時に『従来の労働運動を継承しつつ、時代に合った新しい労働運動を展開していく』と述べたが、今年度の春闘要求はこれまでの『金額』ではなく『パーセント』とした。各地域や企業で状況が違う中で、実態に合った要求をしていただきたい」と春闘方針に触れた後、ライドシェアについて、「アメリカのイエローキャブがウーバーとの競争に負け破産手続きを取る事態となっている。日本とアメリカのタクシー事情は全く違うが、安全・安心で快適な日本のタクシーを守らなければならない」と述べました。
また、「ハイタクフォーラムで毎年3月に決起集会を行っているが、今年はハイタク産別の八団体が結集し、労働組合の旗は下ろして『白タク合法化阻止』の一点に絞って、タクシー労働者として結集することとなった。ライドシェア導入を阻止するためにも、多くの仲間に集会へ参加していただきたい」と訴えました。
次いで、議事に入り、闘争方針案の提案で手水事務局長は、「全産業労働者との格差是正を考慮すると、この要求でも不十分である。一人あたりの営業収入をいかに確保するかが重要であり、必ず全単組が要求書を提出してもらいたい」と述べ、満場一致で決定しました。
続いて、①十六年度春季生活闘争標語の優秀作品の表彰②団結・前進旗の贈呈③部会役員の交代④功労者表彰―などを承認しました。
最後に、小川部会長の音頭で「がんばろう三唱」を行い閉会しました。
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