国土交通省では、平成22年に実施した第9回全国貨物純流動調査の結果を取りまとめ公表しました。
<結果のポイント>
1.貨物純流動量の減少について
年間貨物量は前回調査から15.4%減少。
これは、1975年調査と同水準になります。
2.貨物の小口化(小ロット化)
貨物1件当たりの貨物量(流動ロット)は減少し、貨物の小口化は更に進行。小口貨物の増加(0.1トン未満が75.1%)により、件数ベースの物流量は増加。
3.輸送機関の8割はトラック
代表輸送機関の84.2%はトラック。
その他、海運が10%、鉄道は0.8%。
4.長距離輸送は海運・鉄道
長距離輸送において高まる海運・鉄道のシェア。
輸送距離1000km以上においては海運70.9%、鉄道は5.3%のシェア。
5.輸送機関の選択はコスト重視
代表輸送機関の選択にあたっては「輸送コストの低さ」を最重要視。
詳しい内容は国土交通省「第9回全国貨物純流動調査(物流センサス)結果の公表について」をご確認ください。
※「全国貨物純流動調査(通称:物流センサス)」は、貨物の出発点から積み替えを経て到着点までの流動(純流動)を把握するため、荷主側から貨物の動きを捉えた統計調査として、昭和45年以来5年ごとに実施しいます。
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